パウエル議長講演待ち【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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週末19日は2万9000円割れ

8月第3週の東京市場は、17日に日経平均で2万9222円77銭と今年1月以来の高値水準まで買われた後は急ピッチな上昇から利益確定売りが優勢となり週末19日は2万9000円割れで引けた。

ファーストリテが牽引

ウォールマートなど大手小売企業の好決算を受けてニューヨーク市場が16日にダウで5日続伸となったことを好感、東京市場も小売の指標的存在であるファーストリテイリング(9983)が8万8230円の高値を付ける強い動きで、指数の上昇を牽引した。

過熱感を冷ます調整

週後半は高値警戒感から利食い売りが優勢となり上値は重くなったが、2万9000円を大きく割ることなく推移しており、過熱感を冷ます意味では前向きな調整といえよう。

株高でインフレ率が高止まりする可能性

17日にFRBが発表した7月26~27のFOMC議事要旨によると、「どこかの時点で利上げを減速することが適切」との点で一致していたことも支援要因となった。ただ、利上げ減速期待による株高の資産効果でインフレ率が高止まりする可能性を懸念する関係も存在する。

週前半は方向感のない展開

今週は25日~27日に開催されるジャクソンホール会議(カンザスシティ連銀が開催する経済シンポジウム)が3年ぶりに対面で開催される。26日の講演でパウエル議長が利上げ減速期待を戒める発言を行う可能性もあり、その場合はニューヨーク市場の動きとともにナイトセッションの225先物から動きが急変する可能性には留意したい。
パウエル講演までは方向感のない展開か。個別ではアイスタイル(3660)のように材料銘柄の一本釣りが続きそうだ。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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