過熱サイン続々【転ばぬ先のテクニカル】

買いが買い呼び上げ足速めた１週間

先週の東京株式市場は６週続伸。しかも大きな値幅を伴った上昇となりバブル崩壊後の高値を更新。先物主導による上昇で物色は指数寄与度の高い値嵩株が買われ、日経平均の２５日線乖離は６％超と過熱ゾーンに突入。足元の日足ローソク足は四空形成。ボリンジャーバンドでは+３σに接近といった具合で買いが買いを呼ぶ展開で上げ足を速めた１週間でした。買い方の主体は海外勢と思われ、特にＡＩによる自動売買が先導したものと思われます。

小型株に資金シフトが起こるか

週末１９日の日足ローソク足は十字足に近い陰線を形成。天井っぽい日足となりました。今週は上げの勢いが止まれば上昇ピッチが速かっただけに、その反動で値幅を伴った調整局面を迎えるかもしれません。今後の焦点は、低迷していたグロース市場の小型株に資金シフトが起こるかどうかでしょう。

日々勇太朗

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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