25日線を目指したリバウンドか?【転ばぬ先のテクニカル】

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買い方がSQ値を引き上げる作業

昨日の東京株式市場は反発ました。7月限オプションSQ前日ということで、買い方がSQ値を引き上げる作業をしたようです。大口投資家のオプション取引の手口をみると、ゴールドマン・サックスは3万2000円以上、3万2500円以下のSQ値が理想的なポジションとなっています。

7月限オプション最終売買日で思惑

一方、ABNアムロは3万2000円以下か、3万2500円以上。上げる場合は大きく上げて欲しいし、そうでなければ大きく下げて欲しいといったポジションです。昨日が7月限オプションの最終売買日だったことで、思惑が働いて値幅が出たということでしょう。

反転日柄でエリオット波動は4波の上昇

また、7月3日の戻り高値から日柄8日目だったことで、新値八手、十手で反転日柄にあったことも後押ししたのでしょう。6月19日高値からのエリオット波動を確認すると、現在の波形がリーディングダイアゴナルだとすると、その4波の上昇が始まったと取れます。

一旦戻って下落し調整終了

もしこのカウントに間違いがなければ、一旦、25日線の走る3万3000円前後まで戻ると思います。その戻りがあれば、そこは売り場となり、そこから今回の安値を割り込む下落が発生し、今回の調整相場が終了となり、年後半の上昇相場がスタートするものと思われます。

CPI予想下回り株高ドル売り

さて、米6月消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回りました。そのため長期金利が低下し、株高となりました。CPIを受けた市場は、7月に0.25%利上げが実施され、それが利上げの終着点と見ています。そのため、S&P500とナスダックは年初来高値を更新しました。10年国債利回りは0.112%低下し3.86%となったことでドル売りが加速。今朝は一時138.06円まで円高が進行しました。

138円は押し目買い入りやすい

昨日もお伝えしましたように現在6カ月線が138円に、12カ月線が138.30円に走っています。6カ月線は右肩上がりとなっているために今月中にもゴールデンクロスしそうです。そのため138円は押し目買いが入りやすい位置取りであり、急速に戻りだしました。まずは142円程度まで戻して安定してくれればといったところです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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