調整入りか!?【転ばぬ先のテクニカル】

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短期急騰の反動で利食い

本日の東京株式市場は反落しました。日経平均は7日ぶり、TOPIXは9日ぶりです。昨日の終値段階で25日線との上方乖離が7.17%に拡大していたため、流石に短期急騰の反動で利食いが持ち込まれ始めたようです。

NY休場で欧州市場は安い

昨日のNY市場は祝日により休場でした。欧州市場はドイツDAXが0.49%安、英国FTSEが0.39%安、仏CACが0.71%安でした。欧州中央銀行(ECB)の高官が相次ぎ早期利下げをけん制する発言をしたことで、市場の楽観ムードが後退したことや、中東地域の地政学リスクも継続していることが要因です。

景気先行指標のNY連銀景況指数に注目

今晩は米1月のニューヨーク連銀製造業景況指数と米FRBのウォラー理事の講演あります。
NY連銀景況指数はニューヨーク連銀が管轄する地区にある製造業約200社を対象に、新規受注、仕入価格、販売価格、出荷、雇用状況などの各項目について、「増加または好転」、「変わらず」「減少または悪化」のいずれかを選択する形のアンケート調査を実施し、当月及び半年後の予測について指数化して景況感を調査するものです。
分岐点はゼロ、プラスが好況、マイナスが不況となります。前回は-14.5で、今回は-3.0に改善予想ですが、フィラデルフィア連銀景況指数やISM製造業景気指数の先行指標ですので注目となります。

調整なら3万4900円近辺

さて、日経平均は大発会安値の3万2693円から昨日高値の3万6008円まで急騰しました。指数優位の展開で個別はそれほど上げていない相場です。寄与度上位のファーストリテイリングが日経平均を11%程度押し上げたことが要因です。ここで調整に入ったとすると3315円幅の上昇に対する1/3押しとして3万4900円近辺がターゲット。騰落レシオなどのテクニカル指標の過熱を冷ますのに少々時間が掛かると思われます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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