GW明けは反発スタートか?【記者の視点】

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膠着感の強い動き

4月最終週から5月1週目の東京市場はゴールデンウイークの谷間で市場参会者が限られるなかで、日経平均では3万8000円を超えると戻り売りに押される膠着感の強い動きになった。

パウエルFRB議長はハト派的

注目されたFOMCでは事前予想通りの現状維持で、1日に行われたパウエルFRB議長の会見では「次の政策金利の変更が利上げになる可能性は低い」と語り、一部では利上げを恐れていた投資家にはハト派的な印象になり、ニューヨーク市場は買戻しの動きとなった。パウエルFRB議長はペースは遅いながらも物価圧力の鈍化傾向を指摘したことから米10年債利回りは4.5%台まで低下している。

米雇用統計は市場予想を大幅に下回る

その後、先週末に発表された4月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比で17万5000人増えたものの、市場予想の24万人増を大幅に下回った。平均時給も前月比の上昇率が0.2%と市場予想の0.3%以下となり、失業率は前月と市場予想に比べ0.1ポイント増の高い3.9%となった。これを受けて3日のニューヨーク市場ではダウは449.98ドル高、ナスダック指数も1.99%の大幅上昇となり、祝日取引の日経平均先物は3万8500円を超える動きになった。これを受けて連休明けの東京市場は大幅な反発でのスタートとなりそうだ。

東エレクの決算はどうなる?

今週は7日に任天堂(7974)、8日にトヨタ自動車(7203)、9日に日本製鉄(5401)、10日に東京エレクトロン(8035)など。
4月30日に発表したレーザーテック(6920)の24年6月期第3四半期累計の連結決算は、営業利益581億1000万円(前年同期比2.1倍)と利益が大幅に拡大、通期計画の670億円(前期比7.6%増)に対する進捗率は86.7%に達したことから株価は急伸した。東京エレクトロンも好決算が確認されれば半導体関連全般に再評価につながろう。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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