13週線がレジスタンス機能発揮【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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エヌビディア効果で3万9000円乗せも…

週末、東京株式市場は前日の上昇を帳消しにする反落となりました。昨日の東京市場はNY市場の引け後に発表されたエヌビディア効果で3万9000円乗せとなりましたが、23日のNY市場では、エヌビディア一人勝ちの様相で、周辺半導体株は売られました。

長期債利回り急上昇しダウ今年最大幅の下落

切っ掛けはS&Pグローバルが発表した5月の米購買担当者指数(PMI)速報値で、製造業とサービス業がそろって予想を上回ったことに加え、米労働省が発表した新規失業保険申請件数(週間)は予想以上に減少したことです。これを受けた債券市場では長期債利回りが急上昇。その結果、幅広い銘柄に売りが出て、NYダウは今年最大幅の下落となりました。

NY市場反発すればいいが…

今晩のNY市場が反発すればいいのですが、NYダウの週足ローソク足は大きな陰線形成で13週線にタッチ。また、S&P500とナスダックの日足は最高値で陰線包み足の売り線が形成されました。

13週線戻り売りの急所になり下げトレンドへ

NY市場の急落により今朝の東京市場は売り先行スタート。日経平均は一時、前日比736円安の3万8367円安値までありました。今週、度々指摘してきましたように、今週の日経平均が13週線を上回ることができれば上昇トレンド復活でしたが、残念ながら13週線が戻り売りの急所となったようで、今後は4月安値に対する二番底形成か、3月高値からの三段下げに向かうのかといった下げトレンドへと向かいそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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