第1四半期決算発表始まる【話題のテーマと狙える銘柄】

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通期上振れ期待の銘柄は?

7月23日のニデック(6594)を皮切りに3月期決算企業の第1四半期(4~6月)発表が本格的にスタートする。春の3月期通期決算では次期の予想について慎重な見通しを打ち出す企業が少なくなかったが、国内消費についてはインバウンド中心に旺盛で、半導体などハイテクに関してもAIなどに絡む需要は拡大が続いており、第1四半期内容次第では通期予想の上方修正に進む企業もでてきそうだ。注目企業をピックアップしてみた。

ニデックはEVトラクションモータの改善が鍵

ニデックの25年3月期は通期連結営業利益で前期比41.0%増の2300億円を計画していた。大幅増益ながらも発表当時ではコンセンサスを下回る予想だが、1ドル145円想定であることからも、EVトラクションモータの改善などが示されれば、第1四半期決算の好内容から通期上振れへの期待が高まろう。

トヨタや東エレクは?

その先は、信越化学工業(4063)が7月26日、トヨタ自動車(7203)が8月1日、任天堂(7974)が2日、レーザーテック(6920)が7日、東京エレクトロン(8035)が8日と続く。トヨタは織り込み済ながら検査不正による影響を改めて確認することになり、任天堂は販売時期を含めてニンテンドースイッチ後継機種の続報に関心が集まる。東京エレクトロンについては通期の会社側計画で営業利益は前期比27.6%増の5820億円だが、この数値は最低ラインで6000億円以上がコンセンサスであることから、第1四半期での進捗状況に関心があつまろう。

インバウンドではOLC

インバウンドや行楽の絡みでは7月30日発表のオリエンタルランド(4661)。通期営業利益は2.8%増の1700億円ながらこの予想は最低ラインと見られているうえ、9日にはディズニークルーズの就航を発表しており、追加情報がでれば話題となろう。

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