アドバンテスト(6857)が続騰、前日比148円高の1118円まで買い進まれた。
27日取引終了後に今2016年3月期通期の連結業績を修正、売上高は1600億円(前期比2.0%減)と前回予想を据え置いたが、営業利益を100億円から105億円(前期比28.2%減)、最終利益を98億円から108億円(同48.3%減)へ引き上げた。非メモリ半導体用テストシステムへの引き合いが持ち直し、スマートフォン向け高速DRAMの生産拡大で、メモリ半導体用も回復すると見ている。
増額幅は小さく大幅減益予想に変わりはないが、昨年来の大幅調整で業績低迷は株価に織り込んでおり、アク抜け感と今後の収益回復期待から買いが先行した。
証券市場新聞