7日の東京市場は小幅ながら反発、日経平均は4円高でした。前日のNY株安とドル・円が109円半ばの円高水準で推移したことで買い手控えられ、前場は続落していましたが、後場中頃から押し目買いが優勢になり、一時2万円を回復する場面もありました。東証1部の売買代金は概算で2兆3200億円をこなしています。ただ、英総選挙やコミー前FBI長官の議会証言など重要イベントを控え、上値の買いは手控えられました。
任天堂(7974)とVテクノロジー(7717)は続落しましたが、WSTS(世界半導体市場統計)による需要拡大予測と5Gの商業報道を受け、東エレク(8035)とソフトバンクG(9984)が高く、関連銘柄にも買いが広がりました。新興市場もジャスダック、マザーズとも反発しています。中核銘柄にこれまでのような勢いがなく、迫力に欠ける点は否めませんが、海外重要イベントと週末にメジャーSQを控えているのですから、割り引いて考える必要があるでしょう。
様子見気分の強いなか、値動きが荒くなる可能性はありますが、中小型株相場はこれからがクライマックスとの見方は変えていません。前述の中核4銘柄に加え、ミロク情報(9928)やゼンリン(9474)、タツモ(6266)、平田機工(6258)、RSTECH(3445)など注目銘柄に買いのタイミングを計っていきましょう。
花咲 翁
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