「正直じいさんの大判小判」~方向性を見極める

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

 28日の東京市場は4日ぶりに反落、前日のNY株安を受け終日売り優勢で、日経平均は94円安でした。一方で米長期金利上昇や欧州の早期金融緩和縮小観測に伴う円安が支えになり、下値は限定されています。自動車やメガバンクをはじめとした金融株、出遅れの鉄鋼など主力銘柄に見直し買いが入り、8日連続で2万円大台をキープしました。東証1部の売買代金は概算で2兆4300億円です。
 前日も大型株中心の展開で、米ハイテク株安を受けて電機、精密やIT関連の中小型株には利益確定売りが先行しました。東エレク(8035)、Vテクノロジー(7717)が続落し、任天堂(7974)は反落、ソフトバンクG(9984)も引けにかけマイナスに転じています。新興市場もジャスダックが急反落、マザーズは続落となりました。
グーグルの欧州独占禁止法違反で持ち株会社のアルファベットが大幅安となり、ネット株などが幅広く売られたことが東京市場でも中小型株への投資意欲を削いでおり、直近人気を集め高値圏にあった銘柄に値を崩すものが目立っています。
ミロク情報(9928)や岡本工作(6125)、ゼンリン(9474)などピックアップ銘柄は今のところ上昇基調は崩れていませんが、NY市場のハイテク、IT関連株の下げ止まり確認するまではうかつに手を出せません。前日のナスダックは反発していますが、物色の方向性を見極める意味でもきょうの前場は様子見とします。
花咲 翁

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

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