「正直じいさんの大判小判」~上昇トレンド崩れず

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

12日の東京市場は8日続伸、日経平均は73円高と連日で年初来高値を更新しました。2万1000円大台には届きませんでしたが、失速することはありませんでした。前日にNY株主要3指数が最高値を更新したほか、衆院選で与党優勢が伝わったことも買い気を誘い、東証1部の売買代金は概算で2兆5847億円と利益確定売りをこなして強い動きです。
きょうは上昇続きの週末で、SQ算出日でもあり、値動きが荒くなる可能性はありますが、下値には買いが入り、上昇トレンドを崩すことはないでしょう。ドルが底堅く推移ししていることで、第2四半期決算発表に向け、輸出企業を中心に業績上振れ観測が強まっており、衆院選与党優勢で22日の投開票日近辺まで上昇が続くアノマリーが生きていると見ています。
取組み悪化で値動き鈍化が警戒された安川電機(6506)は堅調で、キーエンス(6861)も下げ渋っています。引き続きゼンリン(9574)や東レ(3402)、旭化成(3407)、ローム(6963)、日本金属(5491)を含めた好業績・好取組銘柄の下値狙いです。育児関連のライクキッズネクスト(6065)はスピード調整が一巡、KYCOMホールディングス(9685)もストップ高で直近高値を抜いており、緩んだところを狙っていいいでしょう。
花咲 翁

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

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