続落も下げ幅さらに縮める
3日午前の東京市場は続落しました。ただし、日経平均は96円安と引けにかけさらに下げ幅を縮めています。米中貿易摩擦激化懸念による米国株大幅安と円高を受け、一時330円超に下げ幅を広げる場面がありましたが、米株価指数先物高や日銀ETF買い入れ、新年度相場入りに伴う新規資金流入期待から下値に買いが入り、ショートカバーも誘うかたちになりました。
下値堅いが上値の買いも限られる
新年度入りに伴う需給改善期待が売り込みづらくさせているようで、日経平均は続落ながら日足は陽線です。もっとも、後場から商いが増えたとは言え、東証1部の売買代金は概算で2兆2470億円にとどまりました。薄商いで方向感に乏しい展開に変わりはなく、下値も堅いが、積極的な上値の買いも限られそうで、当面は強いトレンドが続いている直近IPOを中心に中小型株や内需・ディフェンシブ株を物色する流れが続くでしょう。
シスメックス、シグマクシスの下値狙い継続
ピックアップ銘柄ではシスメックス(6896)、ヤクルト(2267)、シグマクシス(6088)、はしっかりで、スマートバリュー(9417)ソウルドアウト(6553)も底堅く、引き続き下値狙いでいいと考えています。
ファイバーゲートが上値志向強める
一方、デイトレ候補銘柄はセルフレジ関連の三光産業(7922)はストップ高に買われた後、上げ幅を縮め見切り売りをせざるを得ませんでしたが、やはり直近IPO銘柄が強く、ファイバーゲート(9450)が切り返しから上値志向を強めました。随時、候補銘柄を取り上げていきますので、より動きのいい銘柄で値幅を狙っていきましょう。
花咲 翁
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