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5月17日の株式相場見通し|引き続きキッカケ待ち【記者の視点】
海外ヘッジファンドによる買い観測で後場寄り後は下げ渋る場面もあったが、5月16日の東京市場は終始膠着感の強い動きとなった。ニューヨーク市場は金利上昇がネガティブ材料視されたが、ダウは8連騰後だったけに、下落は想定内。国内では2018年1─3月期の実質国内総生産(GDP)が2年ぶりのマイナス成長に落ち込んだことが嫌気されたが、季節的要因が強いというのが支配的で大きな売り材料ではない。北朝鮮による南北閣僚級会談中止による地政学リスクも米朝首脳会談へ向けた牽制との指摘があるが、これらを含めて全般的に雰囲気的にポジティブになれないことが重石になっているようだ。1ドル110円台に乗せていることで企業業績面で悲観的になることもない。引き続き日柄調整からキッカケ待ちといえそうだ。
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