基本数値で上昇が止まる
一目均衡表の時間論における単純基本数値は9日、17日、26日の3つです。7月5日安値から一昨日18日高値までは9日間。ひとまず基本数値のところで上昇が止まった形です。昨日の日経平均は5日ぶりに反落となりました。基本的に筆者は強気で相場を見ておりますが、5月高値、6月高値に近づいたことで戻り売りが出ているようです。
4回目に備え押し目も
相場の法則に「ノック4回」というものがあります。抵抗帯近辺への挑戦は4回目でブレイクするという法則です。今回は2万3000円の節目挑戦3回目です。ここで2万3000円の節目を抜けないならば、4回目に備えて押し目形成の時間帯に入っているのかもしれません。
NASDAQに連れ安も
NYダウは5日続伸しましたが、NASDAQは小幅に反落。17日の日足は前日の陰線を陽線で包む天井足。18日は前日の陽線に陰線の孕みで攻防の分岐です。NASDAQは反落の可能性が高まっており、日経平均が連れ安する可能性は排除できません。
25日線上昇転換には時間
昨日は日経平均の25日線が75日線とデッドックロスしました。足元の株価は25、75日線上で推移しておりますので、気にする必要はありませんが、25日線の下落が止まり、横ばいから上昇に転じるまでしばし時間が掛かります。次のゴールデンクロスが示現するまでは日経平均は押し目を形成するかもしれません。
2万2300円近辺が買いの急所
その場合、最大2万2300円近辺への押し目が出る可能性がありますが、そこが買いの急所ということになりましょう。右肩上がりの相場の基本は短期線が長期線より上に並んでいます。上から5日線、25日線、75日線の順に上向きがその条件です。
25、75日線順並びになって本格上昇
早晩25日線が75日線を突破する順並びになって初めて大きな値幅を伴った上昇局面ということになります。それが実現したときにノック4回で2万3000円台乗せとともに5月、6月高値のダブルトップ否定から、年初来高値更新に向けた本格上昇波動入りではないかと思われます。
強気対処の押目買い
ここにきてコマツ、三菱電機、DMG森精機など崩れていた銘柄が25日線上を回復して参りました。信用期日迎えから需給が好転しつつあるものと思われます。また、物色の矛先が出遅れ優良株にも伸びてきたことで、裾野が広がりつつあることが伺えます。基本的に強気対処による押し目買いの好機と考えております。
日々勇太朗
相場見通し
コメント