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NYは引けにかけ戻す
11日の東京市場は落ち着きを取り戻す展開を期待したい。週末8日のニューヨーク市場は、2月の雇用統計で非農業雇用者数が前月比2万人増と予想を大きく下振れたことを嫌気、ダウは一時220ドル超の大幅安となったが、その後は22.99ドル安の2万5450.24ドルまで戻して引けている。225のナイトセッションも80円高の2万850円とプラス引けとなっており、朝寄りでは一旦は反発を試す動きが予想される。
雇用統計はポジティブな面も
今回の雇用統計で米国の景気減速懸念が高まったものの、失業率は3%台に改善、賃金も約10年ぶりの大幅な伸びを記録するなどポジティブな面もある。ニューヨーク市場が引けにかけて急速に戻したことで、上海市場が落ち着けば、東京市場も買い戻しの動きが期待されそうだ。
1月米小売売上高を注視
イベント的には11日に1月米小売売上高が発表される。市場予想は前月比0.1%増とほぼ横ばいながら、政府機関閉鎖の影響も懸念されるだけに雇用統計同様に楽観はできない。14日は中国経済指標発表集中日であり、週明けは一旦戻りを試しても、その後は様子見の展開も予想される。
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