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次の関心は月末のFOMC【記者の視点】
週明け1日の東京市場は大幅高となった。
G20開催中の29日にトランプ米大統領と中国の習近平国家主席が会談、米国は第4弾の対中追加関税の発動を控えるとともに5月以降停止していた通商協議を再開することで合意。これに加えてG20終了後の記者会見でトランプ大統領はファーウェイへの禁輸措置を事実上解除すると発表したことでハイテク株を中心に幅広く買われた。ただ、ファーウェイに関しては共和党、民主党ともに制裁緩和に反対する意見も多いだけに、今後の米国内の論議には注視する必要がある。
次の関心は月末のFOMCに移ることになるが、日本時間1日午後11時に発表された米・6月ISM製造業景況指数は予想を上回り、51.7となった。今後の雇用統計などの経済指標次第では、利下げ判断に影響を及ぼす可能性があるだけに、一旦は利益確定売りから様子見も想定されよう。
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