小動きでスタートか?【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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雇用統計は予想以上の好内容

 週明け8日の東京市場は小動きでスタートが予想される。注目された6月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が22万4000人増と5カ月ぶりの大幅な伸びとなり、市場予想を上回る内容となった。これにより月末のFOMCでの利下げ観測が後退し、主要3指数は揃って下落、225先物のナイトセッションも50円安の2万1650円で引けている。ただ、為替についは雇用統計の結果を受けてドルが買われており、1ドル108円108円45銭で引けており、円安が下支え要因になりそうだ。

パウエルFRB議長の議会証言

 今週は10日にパウエルFRB議長が下院金融委員会で半年に一度の議会証言を行う予定で、今回の雇用統計を受けて、利下げについてどのような判断を下すのかを読み取る材料になろう。
 国内では2月決算で10日に良品計画、11日に安川電機などが控える。とくに安川電機は今後控える輸出系や設備投資関連企業の予想材になることから注目されよう。週末には225先物オプションのSQも控えており、様子見の展開が週前半は続くかも知れない。




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