日経平均の底値脱出は近い 国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

「投資資金」の流れが大きく変わる可能性も
英国のEU離脱にマーケットはどのような反応を示したのかを検証する。各マーケットの6月相場の高値と離脱後の安値を比較した。まず株式市場において日経平均は約12%下落、NYダウは約5%下落、FTSE(英)は約6%下落、DAX(独)は約10%下落、CAC(仏)は約11%下落し先進国平均で約9%下落した。またボベスパ(ブラジル)は約5%下落、SENSEX(印)は約2%下落、ハンセン指数(香港)は約5%下落、RTS(ロシア)は約8%下落し新興市場平均で約5%の下落率であった。
為替市場において、ポンド・ドルが約9%下落、ユーロ・ドルは約3%下落したがドル・円は約7%上昇した。商品市況においてCRB指数は約4%下落、WTIは約10%下落、銅は約2%下落したがGOLDは約9%上昇した。債券市場の金利水準において、英国債は約32%低下、米国債は約21%低下し日本国債は54%と大幅に低下した。
以上の検証結果から大きく反応したのが債券市場であったが今後の四大マーケットにおける「投資資金」の流れが大きく変わる可能性を秘めている。また一番注目すべきは、日経平均の株価動向で、英EU離脱後の相場において東京市場だけが今年の安値を下回りダメ押しを入れたことだ。
この現象から日経平均の今後の相場展開において、下値余地は限られ、英国問題をきっかけとして今年1月以降続いてきた底値形成相場を脱出する可能性がある。

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