反落も下げ幅縮める
21日の東京市場は4日ぶりに反落しました。ただ、日経平均は58円安まで下げ幅を縮めています。イタリアの政情不安や米中摩擦への警戒感から前日の欧米株が下落した流れを引き継ぎ、売り先行で始まりましたが、朝方に190円超まで下落したあとは一貫して戻り歩調となりました。外為市場でドルが買い戻され、アジア株が底堅く推移したしたことや日銀ETF買いへの期待も支えになりました。
方向感乏しいも底堅さ意識
22日から始まる国際経済シンポジウムを前に様子見気分が強く、方向感には乏しいものの、底堅さを意識させる展開です。東証1部の値下がり銘柄数は1704と全体の6割を占め、中小型株材料株物色も資金の逃げ足は速く、日替わりメニューの状況ではありますが、材料の出た銘柄への反応は悪くなく、なかには利益確定売りを吸収して上げ幅を広げる銘柄も散見されました。
ブシロード連日の最高値
ピックアップ銘柄ではカプコン(9697)が底堅く、実質最高値をうかがう動き。日ホスピス(7061)は目先の底値を確認し、出直ってきました。短期値幅取り候補ではブシロード(7803)が大幅高で連日で最高値、レアジョブ(6096)やsantec(6777)も後場に入って上げ幅を広げています。ショートでは新株予約権発行を発表したWスコープ(6619)がストップ安比例配分となりました。引き続き全般の流れを見極めながら個別対処です。
株式情報と相場見通し
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