冷静に押し目を待つ【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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冷静に押し目を待つ【記者の視点】

 この日も日経平均では年初来高値を更新し、強い動きとなった。但し週末のニューヨーク市場高と連動してナイトセッションの225先物やCMEが上昇、その流れを受け継いだ動きであり、TOPIXは高値更新後にマイナス引けとなり、海外投資家主導による上昇という印象が強い。個別ではインテルが通期業績を上方修正し、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が最高値を更新したのを受けて、売買代金上位には半導体がズラリと並んだ。東京エレクトロンとアドバンテストだけで日経平均をほぼ40円上げており、銘柄が偏っているのは否めない。米通商代表部(USTR)が25日、米中が閣僚級の電話協議を経て、「第1段階」通商合意の部分成立に近づいていると発表したことが支援材料ながら、米中協議が期待外れならば動きが一変する可能性もある。過度に強気にはならず冷静に押し目を待ちたい。




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