週明けは利益確定売りで反落スタートか?【記者の視点】

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NYは高値更新後に値を消す

 日経平均は11月上旬以降、11月21日の一時的な急落を除けば、2万3000円台での揉み合いを続けていたが、ニューヨーク時間の12日に米中が第1段階の通商合意と伝えられたことで、週末13日の東京市場は先物主導で一気に年初来高値を更新し2万4000円に乗せた。その後、トランプ政権は去年3月に中国に対する関税措置を発動して以来初めて、関税の一部を引き下げると発表ししたことを受けて、ニューヨーク市場は13日にダウで2万8290.73ドルの高値を更新し、利益確定売りに押されて3.33ドル高の2万8135.38ドルで引けている。

当面の下値不安は大きく後退

 民主党など一部の議員からは今回の合意が「弱腰だ」との批判的意見もあることから、今後は、今回の合意には賛否両論があるようだ。ナイトセッションの225先物は2万3860ドルで引けており、週明けは利益確定売りで反落のスタートとなりそう。ただ、米中関係のさらなる悪化を食い止めたという意味では当面の下値不安は大きく後退した。メジャーSQが通過し、クリスマス休暇入りへ向けて海外投資家の売買が細る可能性があるが、今後は18年10月31日に付けた高値2万4448円07銭を目指す展開に期待したい。

16日のランサーズ(4484)が注目

 今週はイベント的には16日に中国11月工業生産や中国11月小売売上高など、17日に米11月住宅着工件数や米11月鉱工業生産・設備稼働率の発表が予定されているが、今回の米中第1弾合意を受けて、内容が仮に悪くても売り材料にはされないかも知れない。個別では指数の上昇を牽引しているソニー(6758)や東京エレクトロン(8035)、信越化学工業(4063)など半導体やハイテク系が利益確定売り後に更に上値を追うかに注目。指数主導の動きなら225先物ミニやETF225(1320)など225と連動する銘柄を素直に拾うのも一法。
 先週のIPOはマクアケ(4479)が初値形成後も上値追いとなった。今週は16日のランサーズ(4484)が注目される。




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