日立マクセル(6810)が急反発。28日取引終了後に発表した17年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算で、経常利益6億8900万円(前年同期比52.5%減)と大幅減益で着地した。ただ、8日に年初来安値1314円をつけるなど、業績悪化は株価に織り込みが進んでおり、当面の悪材料出尽くし感から買戻しが先行した。
経常大幅減益は熊本地震の影響や為替差損の影響が大きく、自動車向け電池や光学部品は好調に推移していることから、通期計画の経常利益56億円(前期比16.4%減)に変更はなく、年間配当36円も据え置いている。
証券市場新聞
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