感染のピークが見えない
世界の株価下落が止まらない。新型コロナウイルスがついに南極を除く全大陸に拡大を広げイタリアでは死者数が中国を上回り欧州が危機的状況に追い込まれている。
感染のピークすら見えない状況で株式に限らず原油や金などへの投資資金は現金化を急ぎ異様なドル高となっている。
各国の中央銀行や政府がこぞって金利を引き下げるなど緊急対策をとっているが感染のピークが見えない中では効果は薄い。
真っ暗闇の中でも光は見える
しかし日本には真っ暗闇の中でも光は見え始めている。先週、日経平均は週間でマイナス878円(▼5%)となったがTOPIXベースでは1.7%の上昇と6週間ぶりにプラスとなった。
日銀がETFの年間購入額を従来の6兆円から12兆円に増加すると発表したがその効果が表れ始めているようである。
「陰の極」状態
実際、19日には2004憶円分購入しておりこの水準からは売り仕掛けは難しそうだ。また米国市場では20日がトリプルウィッチングといわれる株式先物、株価指数オプション、個別株オプションの決済日にあたる。日本でも13日のSQ週は大荒れになったが米国でもこのSQに絡んでの仕掛けが行われている可能性が高くSQ通過の今週からは次第に大きな動きは収まってくると思われる。
暴落相場にテクニカルはあまりあてにはならないが16日には騰落レシオが40.1%とか新安値銘柄が1721銘柄(13日)とかを冷静に見ると「陰の極」状態である。
短期勝負で突っ込み買い拭き値売り
日本の場合「オリンピック延期」という爆弾をまだ抱えているため積極的には買いを入れにくいが短期のリバウンドが入ってもおかしくない状況になってきている。
暴落相場では一旦リバウンドをしても必ず2番底を確認する動きになるためリバンド狙いは「突っ込み買いの拭き値売り」の短期勝負で臨みたい。「彼岸底」の相場を望みたい。
今週のレンジは16000円から17700円。
(ハチロク)
(ハチロク)
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