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売り叩けないが上値も追えない【記者の視点】
前場の日経平均は700円超安だったが、後場は下げ渋る動きとなった。この日の権利落ち分が180円程度と見られてることから先週末の724円高を考慮すれば、想定内の反落。日銀によるETF買い観測からも売り叩けない状況ながら、国内外での感染拡大から上値も追えない状況。
前場はタレントの志村けんさんの訃報が流れたことで多くの個人投資家は事態の深刻さを再認識し、目先的には緊急事態宣言の発動への懸念も高まっている。加えて31日に中国3月製造業PMI、4月3日に米3月雇用統計など重要指標の発表を控えることも不安を高める要因になっているが、その一方で中国湖北省では29日まで6日連続で新たな感染者が確認されていないことが希望を持てる材料になっているようだ。
この日はニイタカ(4465)が高値を更新するなど感染防止関連などが賑わった。手芸専門店「トーカイ」等を全国展開する藤久(9966)がストップ高するなど巣ごもり関連で新たな銘柄も動きだしている。感染拡大長期化を考慮すれば、感染防止や巣ごもり関連が日替わりで人気化する状況が続きそうだ。
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