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上値は重く流れを見極める【記者の視点】
この日はプラス圏に浮上する場面もあったが、終始弱含みで推移した。欧米での経済活動再開へ向けた動きや国内の緊急事態宣言解除への期待から上昇していたが、この日は韓国ソウルのクラブで101名が集団感染したことや中国武漢での感染者増から第2波への懸念が高まっていた。加えて個別ではトヨタ(7203)が21年3月期の連結業績予想について営業利益で前期比79.5%減の5000億円と大幅な減益になることが嫌気されている。ただ、中国や韓国での感染者増は、ここから再度封じ込めが成功すればある程度は想定内であることや、トヨタについては最終損益は非開示したものの、業績予想を発表したことは、前向きに評価されおり、一段と売り込む動きにはならなかった。日経平均では今期予想PERでは割高になることから、戻り売りに押されるのは仕方がない。
目先的には14日の緊急事態宣言の中間評価などのキッカケ待ち、それまでは流れを見極める状況になろう。
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