外資系先物手口【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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騰落レシオは150%

 日経平均の上昇が止まりません。先週1489円上昇しましたが、騰勢に衰えはなく2日間で524円上昇。日経平均の25日移動平均線との乖離率は8.9%に達し、25日騰落レシオは150%に乗せてきました。

急反転によるスピード調整に注意

 過去10年遡ると騰落レシオは17年5月に164%、16年12月に165%、14年6月に164%、12年12月に164%、10年12月に163%と160%台ではピークアウトし急低下しています。騰落レシオと日経平均との相関性は認められませんが、個別株の短期調整は避けられません。急激な反転によるスピード調整に注意せねばならない局面でしょう。

上昇の原動力は先物買い

 この上昇の原動力はやはり外資系証券を中心とした先物買いと思われます。上昇トレンドが発生したのが75日移動平均線を回復した先月20日です。この20日以降で目立った先物手口を調べてみるとクレディ・スイス証券とゴールドマン・サックス証券の買い越しが目につきます。

クレディとゴールドマンが突出

 クレディは5月20日以降、売り越したのが1日だけで6月1日までは都合5309枚の買い越しです。また、クレディと同時に買い越してきたのがゴールドマン・サックス証券で5900枚の買い越し。この間の全外資系証券15社の買い越しが32555枚ですので、如何に両社の買い越しが突出しているのかが分かります。

売り越しだしたら要注意

 クレディの手口は商品投資顧問(CTA)など短期筋の手口との見方が有力です。そこにゴールドマンが相乗りしているような手口です。今後株高がどこまで続くかは分かりませんが、外資系証券の売買手口を探ることが有益かと思われ、両社が売り越しだしたら要注意かもしれません。

日々勇太朗




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