マザーズ市場に亀裂【転ばぬ先のテクニカル】

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あてにならない速報値

昨日の東京株式市場は小幅に反発しました。
アメリカは本日が独立記念日のために、普段より一日早く6月の雇用統計が発表されます。その前哨戦ともなるADP民間雇用統計が7月1日に発表されました。前月5月の276万人減という速報値が306万人増に改定されました。
なんとあてにならない速報値なのだろうという印象です。これほどブレるなら慌てて発表せずに、遅れても一発で確報値を発表して欲しいものです。6月の速報値は236万9000人増ですが、来月どのくらい改定されるのか楽しみでもあります。

それでも株価が上がる

ニューヨーク市が屋内飲食再開先送りを決定、アリゾナ州の1日のウイルス感染者数の増加が過去最多を記録、ヒューストンでの集中治療室患者が受け入れ能力を上回るなど、新型ウイルス関連の報道が急増。米ワシントン・ポスト紙によると米国の1日の新型コロナ感染者数が5万人を超え、過去最多を更新したとのこと。それでも株価が上がる不思議には戸惑うばかりです。

マザーズ下方転換なら暗雲

昨日はマザーズ指数が急落しました。時価総額が大きいアンジェス株の急落が切っ掛けですが、3月安値からわずか3カ月で倍化したため、50カ月移動平均線の走る1000ポイント近辺で勢いが止まっていました。
新興市場は貸借銘柄が少ないため、上げも下げも一方通行となってしまいます。指数は5日移動平均線と25日移動平均線がデッドクロス。一目均衡表の転換線と基準線とのデッドクロスも間近です。3月以降の東京市場をマザーズ市場が引っ張ってきたために、ここでの下方転換するならば今後の東京市場に暗雲が立ち込めることになるでしょう。

200日線下回れば急落も

日経平均は3月の急落から4月、5月と順調に株価はリバウンドしてきましたが、6月8日に2万3178円高値後は2万1500円~2万2700円での往来相場となっています。現在、2万1870円近辺に位置する200日移動平均線が下値支持線として2度機能しました。ここを明確に下回りだした場合は急落もありえます。
慎重に、慎重に!!

日々勇太朗




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