イベント睨みの一週間【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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3日続伸し戻り高値更新

週明け14日の東京株式市場は3日続伸し、戻り高値を更新しました。先週末にTOPIXが終値ベースで6月高値を更新したことがテクニカル要因としては大きいものでした。値上がり銘柄も値下がり銘柄は3倍近くあり評価できるものです。しかし、日経平均に関してはSBG(9984)の押し上げ効果が大きく、中身のほどは特にありません。

SBGはアーム売却

SBGは傘下の英半導体設計企業アームを米半導体大手エヌビディアに売却すると発表しました。売却額は最大400億ドル(4兆2000億円)で、うち215億ドル分はエヌビディア株式との株式交換。SBGはエヌビディアの株式の約6.7%~8.1%の株主になるということです。また、一部ではこれら資産売却が一巡した後、SBG株式の非公開化を計画しているという話もあります。

MBOを期待した株高

現在の株価が資産から考えると半値だということでMBOを実施する計画があるらしく、相当高い値でのMBOを期待した株高となっており、SBG株だけで日経平均を115円程度押し上げています。実際にMBOということになれば、一時的な株高により日経平均が急上昇する可能性がありますが、日経平均採用銘柄の中で時価総額が2番目の企業であり、MBO後は日経平均の値動きが悪くなる可能性があるでしょう。

トレンドを確認する週

今週はイベント睨みの週となります。週初は自民党総裁選が行われ、16日には臨時国会で新総理が誕生します。日米の金融政策決定会合が開催される一方で経済指標の発表が相次ぎます。週末には会社四季報・秋号が発売されるため、コロナ禍の企業業績の確認もせねばなりません。また、早期の解散総選挙の可能性も噂されており、トレンドが確かなものか確認する週となりそうです。

日々勇太朗




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