恩恵受けるソフトメーカーは?
かねてより話題を集めていたソニー(6758)の新型ゲーム機「PlayStation5」(PS5)が11月12日に日本、米国、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国の7カ国で先行発売された。 19日からは欧州や中東、南米、アジア、南アフリカにおいても順次発売されるが、クリスマス商戦の目玉のひとつであるPS5の販売動向はソフトを供給するソフトメーカーの業績動向にも少なからず影響を与えることになりそうだ。
当初は品薄の状況
一時はスマホ向けゲームの普及などからゲーム専用機の存在感が薄れていたが、新型コロナウイルスの感染拡大で巣篭りの生活が定着するなかで、自宅で気軽楽しめるエンタメとしてゲーム機のニーズが高まっており、今回発売されたPS5の走行に大きな注目が集まっている。そのような中で発売日の販売分については予約分で全て完売しており、主要な販売サイトでも抽選販売を行うなど当初は品薄の状況となっている。今後、生産が進み店頭販売の解禁から入手が容易になれば、ソフトメーカーも恩恵を享受することになりそうだ。
対応ソフトでは?
対応ソフトではスクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)の「ファイナルファンタジーXVI」とカプコン(9697)の「バイオハザード ヴィレッジ」が人気シリーズの最新作として期待が高い。これに加えてコーエーテクモホールディングス(3635)も「真・三國無双8 Empires」を来年投入予定で国内での販売増が期待される。
ソフト販売が増えれば単純に上積み要因
ソフトメーカー各社は今上期に旧作のダウンロード販売で利益を大きく伸ばしたが、新作については今来期の予想に組み込んでいないところが多い。それ故にPS5の普及と連動してソフト販売が増えれば、単純に上積み要因になる。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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