日経平均の上値の節目【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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需給要因大きく大幅高

昨日の東京株式市場は日経平均が4日ぶりに大幅反発となり年初来高値を更新。TOPIXは3日続伸で、ようやく年初来高値更新となりました。前日の米国市場が高かったことや、バイデン次期大統領が財務大臣にハト派のイエレン前FRB議長を指名すると報じられたこともありますが、それよりも需給面で、NTTドコモのTOB資金約4兆円が市場に流入した可能性や、さらに本日から中間配当が約4兆円再投資に回される観測などで先回り買いが入ったのではないでしょうか。

売り方の期日迎え

また、裁定売りの買戻しや売り方の期日到来などによる買い戻しもあると思われます。3月底打ち以降の上昇相場で2万円回復後に一番売買代金が多かったのが5月29日の4.6兆円でした。この日の日経平均は2万2000円手前の位置であり、それ以降この水準以下だったのは6月12~15日の2日間しかありません。買い戻しするタイミングが短く売りが残ったまま期日を迎えにくることになります。

大きな壁は2万6747円

さて、日経平均につづきTOPIXも高値を抜けたことで次の上値の節を探ってみましたが、TOPIXの場合は単に年初来高値を更新したに過ぎず、アベノミクス相場の高値は2018年1月の1911ポイントがあります。それよりも急ピッチの日経平均ですが、大きな壁となりそうなのが2万6747円近辺です。

史上最高値に対する61.8%戻し

これは1989年の史上最高値である3万8957円からバブル崩壊後の安値である2008年10月安値である6994円の安値までの下げ幅の61.8%戻し水準です。日経平均はこの水準を目指しているのかもしれません。

日々勇太朗

相場見通し

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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