週明け5日続伸発進も過熱感を懸念【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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高値圏で頑強な動き

11月第4週は23日が勤労感謝の日による祝日で立ち合いは4日間、しかも25日は感謝祭でNY市場も休場となっていたことから手掛かり材料難の状況だったが、押せば買われる展開が続き、日経平均は高値圏で頑強な動きが続いた。

バイデン次期政権への移行が順調に進む

国内外で新型コロナウイルスの感染拡大が続いているが、米国ではワクチンの早期認可への期待が下支えしていることに加えて、トランプ米大統領が「選挙人団がバイデン氏に投票なら政権手放」と発言したことで、閣僚人事含めてバイデン次期政権への移行が順調に進むことが買い材料になっている。国内では感染者拡大がこのまま続けば、再度の緊急事態宣言も懸念されていたが、26日午後には東京都が新型コロナウイルス対応を目的とした都債の発行条件を決定する見込みと伝えられると指数が上げ幅を拡げた。調達資金は全額を中小企業への融資の預託金に充てる方針とされ、年末へ向けて最悪の事態が回避されることへの安心感が広がっている。

スピード調整の展開も想定

週末27日のニューヨーク市場はダウは小幅反発し、ナスダックとS&Pは最高値を更新、この流れを受けてナイトセッションの225先物は2万6820円で引けており、週明けの東京市場は5日続伸でのスタートとなりそうだ。
ただ、需給面では米国では感謝祭が過ぎると休暇入りする市場関係者が多くなるえ、SQ接近で先物ではポジション調整的な動きも懸念される。移動平均との乖離からも2万7000円超えとなればスピード調整の展開も想定したい。

中小型に短期資金が向かうか?

海外では30日に中国製造業PMI、4日に11月米雇用統計の発表が控えており、特に米雇用統計の内容次第ではNY市場に動きがでる可能性があろう。
個別では日本電産(6594)や村田製作所(6981)などEVに絡む主力の上昇が続いているが、流石に高値警戒感でている。12月はIPOラッシュだが30日のバリオセキュア(4494)を過ぎれば15日のビーイングホールディングス(9145)とスタメン(4019)まではIPO空白期間となる。日経平均の上値が重くなれば上昇基調となっているジャスダック平均を含めて中小型に短期資金が向かうことを想定したい。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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