ファナック(6954)が急反落。前日比1075円安の1万8325円まで下げ幅を広げた。朝方発表された2015年11月の機械受注統計で、設備投資の先行指標である船舶、電力を除く民需の受注額(季節調整済み)が前月比14.4%減と2ケタ超の落ち込みとなったことが嫌気された。
8月以来3カ月ぶりの前年割れとなるが、事前の予測よりも減少幅が大きく、先行き収益懸念から売りがかさんだ。中国経済への不安や原油価格下落の影響による企業マインドの冷え込みも警戒され、同社株をはじめ機械セクターに大幅安に売られる銘柄が目立つ。
証券市場新聞