日本AM協会が発足~3D積層造形の世界水準超え目指す

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AMの普及促進を目指す

AM(Additive Manufacturing=積層造形・3Dプリンティング)普及促進を目指して2014年2月に近畿経済産業局が設立した「3Dものづくり普及促進会」を発展的に解消し、一般社団法人日本AM協会を新たに設立。立花エレテック(8159)本社(大阪市西区)で日本AM協会会長永安 悟氏と経済産業省近畿経済産業局 黒木敬良氏による設立説明会が開催された。

国内で3Dプリンタの用途は試作品の作成などに限定

グローバルの先端的なものづくり分野においては、3D積層造形技術の飛躍的な革新に伴い「3D積層造形による量産化」が急速に進んでおり、GEが金属3Dプリンタにより製造したジェットエンジンLEAPの燃料ノズルが米国連邦航空宇宙局の認証を取得している。一方、国内で3Dプリンタの用途は試作品の作成などに限定されており、今回の日本AM協会設立で、世界から遅れていると言われる日本のAMを世界水準に引き上げることを目指している。

AMプロセス全体をサポートできる国内唯一の団体

今回設立する日本AM協会はデザイン設計から材料(材質や形状)、3D積層造形装置、後加工(サポート除去、熱処理、切削加工)、規格品質保証までAM活用に必要な技術に関係する様々な企業が正会員・賛助会員として参加、AMプロセス全体をサポートできる国内唯一の団体となる。製造プロセスの超高度化・超効率化を推進するAMはDXのキーテクノロジーと位置付けられているだけに、日本AM協会が機能することにより、日本のAMを世界水準以上に普及させる方針だ。

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