2万7000円台奪回に期待【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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日銀会合後は米国の動きに翻弄

1月第3週は週前半では日銀金融政策決定会合への警戒から様子見気分の強い動きになり、18日に日銀金融政策決定会合で現状維持が伝えられると日経平均は652円44銭高の2万6791円12銭まで急伸。その後は米国で12月小売売上高が市場予想を下回ったことや週間の新規失業保険申請件数が19万件と前週(20万5000件)から減少し賃金インフレの長期化を懸念してニューヨーク市場が下落したことを受けて2万6300円台まで調整した。

為替も落ち着く

日銀金融政策決定会合での現状維持は市場の事前予想通りで、12月に続く金融緩和縮小を懸念した投資家の買い戻しが18日後場からの急伸に繋がったようだ。為替も18日に1ドル131円57銭まで円安になったあとは再度円高方向ながら129円台では落ち着いた動きになっている。

ナイト225先物は2万6910円まで上昇

週末20日のニューヨーク市場はネットフリックスが有料契約者の増加幅が市場予想を大きく上回ったことや1万2000人の人員削減を発表したグーグルの親会社、アルファベットなどが買われたことを受けてダウは330.93ドル高、ナスダック指数は2.66%上昇した。ナイトセッションの225先物も2万6910円まで上昇しており、週明けは2万7000円台回復を見る場面があるかも知れない。

米国有力企業決算に注目

今週は27日頃まで中国が春節で休みになることから中国発のニュースに振り回されることはなさそうだ。一方、米国では24日にマイクロソフト、3M、25日にIBM、テスラ、ボーイング、26日にSTマイクロ、インテル、27日にアメックスと続々と有力企業の決算を控える。これら企業の内容次第ではニューヨーク市場が急変動して、同時間帯で売買されている225先物のナイトセッションも急変動する可能性もあるので注意を払いたい。

個別企業の業績に関心

国内でも24日のディスコ、日本電産、26日の信越化(1面参照)を皮切りに第3四半期発表が本格化することから個別企業の業績に関心が移ろう。

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