膠着感の強い展開【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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3連休前の現金化

7月第2週の東京市場は12日に日経平均が50日移動平均線手前となる3万1791円71銭まで売られた後に週末14日に一時、3万2780円63銭まで急速に戻したが、その後は3連休前の現金化の動きもあり、3万2391円26銭で引けている。

急速に円高が進んだ

米国では6月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことに続いて、6月の米卸売物価指数(PPI)の上昇率も市場予想を下回ったことを受けてFRBの利上げが長引くとの観測が一段と後退、ニューヨーク市場ではナスダック指数が一時1万4163.8ポイントまで急伸し最高値を更新したが、1ドル137.23円まで急速に円高が進んだことも警戒感を高めたようだ。

FRBの金融政策に思惑

今週は米国で18日に6月小売り売上高が発表される。市場予想では前月比でプラス0.5%と前月の0.3%から伸びが加速する予想で、この内容次第ではFRBの金融政策に思惑が働きそうだ。国内では19日に6月訪日客数、21日に6月消費者物価の発表を予定。6月消費者物価の内容次第では27日からの日銀金融政策決定会合でのイールドカーブコントロール(YCC)の見直しなど警戒が高まるかも知れない。

国内外で主要企業の決算

一方、海外では19日にASMLやテスラ、20日にTSMCなどの決算、国内でも20日にニデック(6594)とディスコ(6146)を皮切りに決算発表が本格化する。大きく売られる展開ではないが日銀会合と為替、主要企業の決算を睨む展開で、積極的に上値も追えない展開だろう。日経平均では3万2000円前後を意識する展開か。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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