イベント通過でアク抜けも上値は重い?【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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米長期金利上昇がネガティブ要因

8月第4週の東京市場は日経平均では18日の3万1275円25銭を底に戻す動きとなり、24日は3万2297円91銭まで上昇したが、その後は週末25日に600円以上急落する動きとなった。
米長期金利上昇がネガティブ要因となったが、エヌビディアが市場予想を上回る好決算を23日の引け後に発表、その翌日の通常取引では高値更新後に失速したことを受けて、ハイテク株全般が軟調となり、25日の東京市場でもアドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)など半導体の主力を中心に値を下げる展開となった。

週明けの東京市場は反発でのスタート

注目されていた24日から26日に年1回開催されるカンザスシティ連銀主催の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でパウエル議長はインフレが高水準にとどまっていることから「必要ならば、追加利上げの用意がある」と年内追加引き締めの可能性を改めて示唆していた。タカ派的な発言だが、この内容はほぼ想定通りで、利上げサイクルが終盤に差し掛かっているとのポジティブ評価で週末25日のダウは247ドル高でナスダック指数も0.94%高く引けている。225先物もナイトセッションでは3万1860円で引けており、週明けの東京市場は反発でのスタートとなりそうだ。

物色は新興の値動きの良い銘柄

今週は30日に米8月ADP雇用統計、1日に米8月雇用統計、決算では30日にセールスフォースの発表が予定されており、雇用統計の内容が再びFRBの今後の金融政策に思惑をもたらそう。国内では29日に7月失業率・有効求人倍率、1日に4~6月期法人企業統計が発表されるが、それ以外では目立った材料はない。「ジャクソンホール会議」通過によるアク抜けに期待したいが、月末接近で積極的に上値を取りにくいかも知れない。
一方、週末はグロース指数はプラス推移していた。物色は新興の値動きの良い銘柄となろう。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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