本当に落ち着きを取り戻すのか?【記者の視点】

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日本最大の暴落

8月第2週の東京市場は5日に日経平均は前週末比4451円28銭安の3万1458円52銭と東京市場開設以来で最大の暴落を記録した後に戻す動きとなり、週末9日には3万5025円で引ける動きになった。
今回の暴落は7月31日の日銀金融政策決定会合後の植田日銀総裁が会見で「過去2回の利上げ局面で上限となった0.5%の水準を利上げの壁として意識していない」と超タカ派的な発言を行ったことで円高進行とともに先物主導で急落。上にも下にも荒れるSQ週である第2週は、AIによるアルゴ売買が容赦なく売りを浴びせ、これが売りを呼ぶ展開になり、5日の日本最大の暴落に繋がった。

歴史的な暴落の傷は深い

7日には日銀の内田真一副総裁が函館市金融経済懇談会でのあいさつで、「金融資本市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」と発言したことで、過度な金融政策への不安が後退し週末は落ち着きを取り戻した。
一方、景気減速懸念や円キャリー取引」の急激な巻き戻しで調整していたニューヨーク市場も過度な景気後退懸念が後退して9日にはダウ、ナスダック指数共に続伸して引けている。歴史的な暴落の傷は深く、過去の暴落後の動きを参考にすれば、ダメ押し的な下落への懸念は払拭できないが、3連休明けは徐々に落ち着きを取り戻す動きを期待したい。

4~6月GDP速報値などに注目

今週は国内では15日に4~6月GDP速報値が発表される。前回の1~3月は能登半島地震や自動車メーカー各社の認証不正問題からマイナスになったが、今回は前年同期比2.3%増と2四半期ぶりのプラスが予想されており、好調な内容ならば下支え要因になる。米国では14日に7月消費者物価、15日に7月小売売上高、個別では15日にウォルマートの決算が予定されている。これらがポジティブな内容ならニューヨーク市場の市場の下支え要因にもなる。

決算発表は終盤戦

国内の決算発表は終盤戦に突入し、中小型銘柄が主体となり、個別ではその内容次第で急騰や急落もあろう。
主力銘柄は決算を受けてのアナリストレポートに関心が移ろう。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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