3万8000円台を回復
8月第3週の東京市場は16日までで日経平均は5日続伸となり、今月5日に付けた安値3万1458円52銭から値幅にして6600円超戻す動きになり、3万8000円台を回復して取引を終えた。
先週は米国で7月卸売物価指数(PPI)や7月CPI(消費者物価指数)、7月米小売売上高など重要指標の発表が相次いだが、これら全てが、株式市場にとってポジティブな内容だったことが買戻しを活発化させる要因になった。発表前は「ネガティブ内容なら再び市場は荒れる動きになる」との警戒感が高かったことから重要指標発表が一巡した16日は買戻しに躊躇した投資家も動きだして上げ幅を拡げたようだ。
ダウ4日続伸、ナスダック7日続伸だが・・・
週末16日のニューヨーク市場ではダウで前日比96.70セント高で4日続伸、ナスダック指数も7日続伸となったが、ダウは100ドル程度下げる場面があり、急ピッチな戻りと週末要因から流石に上値は重くなってきた。ナイトセッションの225先物も3万7640円で取引を終えていることから週明けの東京市場は6営業日ぶりの反落スタートとなりそうだ。
再び植田総裁発言に注目
今週は米国では21日に7月30~31日開催のFOMC議事録、22日からジャクソンホール会議が予定されており、パウエル議長の講演などからFOMCの利下げ時期を探る動きなりそうだが、重要指標が相次いだ先週とは異なり、警戒感は高くならないだろう。国内では決算発表が一巡し、手掛かり材料難だが、決算発表を受けて各大手調査機関が業績予想やレーティングを見直す動きが本格化することから、個別では突飛高する銘柄もでてこよう。23日には株価乱高下や金融政策を巡る閉会中審査が開催され、参考人として日銀の植田和男総裁が出席する。暴落のキッカケとなった利上げ発言をどう修正するかは注目したい。
物色は半導体が基本
お盆休みが一巡したことで個人投資家はもとより機関投資家やディーラー含めて市場参会者が増えることはポジティブ要因。ただ、日経平均は最高値を付ける前の6月下旬までのもみ合い水準んまで戻してきたことから3万8000円を超える水準では短期的な利益確定売りも出てきそうだ。
物色はレーザーテック(6920)を筆頭に半導体が基本で、急ピッチで上昇したフジクラ(5803)などの電線株はそろそろ調整がほしい。


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