経済指標に為替が反応し一喜一憂
9月第2週の東京市場は日経平均で1日までは7日続落となり、12日には1213円超の大幅反発となったが、週末は1ドル140円高までの円高から戻り売りに下げる動きとなった。
8月雇用統計など相次ぐ経済指標に為替が反応し、一喜一憂する展開で、大統領選候補者によるテレビ討論会にも反応する動きとなった。
テレビ討論会でトランプトレード後退
経済指標については8月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.5%上昇と7月の2.9%から鈍化し、2021年2月以来の小幅な伸びとなったことから次回のFOMCでは0.5%上昇予測が後退し、0.25%になるとの見方が米国経済のソフトランディング期待へと繋がった。
注目されたトランプ元大統領とハリス副大統領とのテレビ討論会ではハリス勝利との見方になり、トランプトレードを期待した投資家がエネルギー関連などを処分売りしたとの見方もあった。
一方、日銀の中川順子審議委員が講演で追加利上げに前向きな姿勢を見せたことで円高基調が止まっていない。12日は大幅に反発しているが、SQ前のポジション取り的な動きもあることから、下げ止まりを確認するには早計かも知れない。
円高基調継続
今週は17日から米国でFOMCが開催され、18日にパウエル議長が会見する。国内では19日から日銀金融政策決定会合で20日に植田総裁が会見する。FOMCでは利下げが濃厚で、ダドリー前ニューヨーク連銀総裁がシンガポールで開催された会合で0.5%利下げする「強い根拠がある」と語ったことなどを受けて13日のニューヨーク市場でダウは3日続伸、ナスダック指数は5日続伸となっている。ただ、0.5%利上げ観測から日経平均のナイトセッションでは3万6170円で推移し、ドル円も140.82円となっている。円高推移から3連休明けは膠着感の強い動きになりそうだ。
内需系が無難
日銀は今回、利下げが無くても先月と同様、植田総裁が会見でタカ派的な発言をすれば、為替が1ドル130円台に突入し、ナイトセッションで225先物が連動して下げ幅を拡げる可能性は否定できない。ポジションは軽めで、円高耐性のある内需系が無難か。例えば輸入食材を扱う業務スーパーの神戸物産(3038)や資さんうどんを買収したすかいらーくホールディングス(3197)などが高値圏で頑強だ。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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