東京市場はトランプリスク回避の売り
11月2週の東京市場は3連休明けに米国大統領選挙の投開票でトランプ前大統領優勢が伝えられると6日に1005円77銭高の3万9480円67銭と大幅に上昇し、その翌日は利益確定売りに反落したあと週末には戻す動きとなった。
トランプ氏は22代及び24代大統領だったクリーブランド氏(民主党)に次ぐ2人目の「返り咲き」大統領となったが、これにより減税や規制緩和が進むとの期待から6日のニューヨーク市場では主要3指数とも大幅続伸に過去最高値を更新した。ただ、トランプ氏が掲げる新たな関税はインフレ加速に繋がるうえ、1期目以上に自国優先主義に繋がるとの懸念からハイテクや自動車の一角にはリスク回避の売りも散見された。
FRBの戦略にも狂い?
日経平均はナイトセッションの225先物では4万円を超える場面があったが、日中で4万円に接近すると売り押される展開になっている。7日のFOMCでは市場の予想通り、0.25%の利下げが発表されたが、トランプ2次政権下でインフレが進めばFRBの戦略にも狂いが生じる。金融緩和進めないとパウエル議長の解任に言及しているトランプ氏に対してパウエル議長は「辞任しない」と名言しており、トランプ氏のご祝儀相場が終われば波乱含みと見ておきたい。
週明けは反落のスタート
8日のニューヨーク市場では3指数揃って上昇し、S&P500は連日の最高値で終え、週間ベースでは今年最大の上昇率を記録したが、225先物のナイトセッションでは3万9140円まで下落しており、週明けの東京市場については反落のスタートとなりそうだ。
決算は終盤
今週は米国で13日に米10月消費者物価、13日に米10月生産者物価の発表が予定され決算は12日にホームデポ、14日にアプライドマテリアル。国内では11日に国会での首班指名、決算では日清食品HD、リクルートHD、12日にソフトバンクG、東京エレクトロン、14日に三菱UFJなど銀行が控える。決算発表が一巡すればアナリストレポートに関心が移りそうで、指数的には3万9000円台での値固めか。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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