エヌビディア決算に翻弄
先週の東京市場は日経平均で21日に3万8000円を割れる場面があり調整色の強い動きが継続した。
前週からはトランプ次期政権の超タカ派的な閣僚人事への警戒が高まっていたが、かねてより注目されていたエヌビディアの決算が20日に発表されると時間外取引でエヌビディア株が急落、それを見て半導体製造の主力銘柄の一角が値を崩す動きになった。
これに加えてファーストリテイリング(9983)などアパレル系の主力銘柄の下落も目立っていた。残暑が長期化した影響から各社とも軒並み秋商戦は苦戦しており、国内消費懸念もあったのかもしれない。
キオクシア上場控えた換金売り?
エヌビディアついては8~10月期決算で売上高が1.9倍、最終利益は2.1倍とともに過去最高となる好決算となったが、決算発表前に先回りで買っていた投資家も多く、発表後は好内容出尽くしの動きとなってしまった。翌日21日にエヌビディアは反発して引けており、次世代サーバー向け半導体製「ブラックウェル」に絡む次なる材料待ちと言えそうだ。
半導体絡みでは21日に半導体メモリー大手のキオクシアが12月中旬に上場することが報じられた。想定時価総額が7500億円で、AI向けデータセンター需要への期待は大きい。キオクシアの上場は半導体関連全般への株価刺激材料にはなるが、キオクシア株購入へ向けた換金売りがマーケットの圧迫要因になっていた可能性もある。
ダウは最高値を更新
22日のニューヨーク市場では11月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が55.3と、2022年4月以来31カ月ぶりの高水準に達したことを受けて米国景気に対して強気な見方が台頭、これを受けて主要3指数が揃って上昇し、ダウは前日比426ドル16セント(0.97%)高で3日続伸し11日に付けた最高値を更新している。225先物ナイトセッションの3万8580円を週明けは意識する動きになりそうだ。
ロシアとウクライナに絡む地政学リスクの高まりも懸念されるが、3万8000円台を維持して12月は巻き返しを期待したい。
今週は29日から米国ではブラックフライデーがスタートする。消費の盛り上がを見せれば株価にもポジティブ要因となる。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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