半導体主力が指数の動きを主導
12月第1週の東京市場は日経平均では5日までで4日続伸となり一気に3万9500円超まで駆け上ったが、週末6日には利益各売りに3万9000円を割れる場面があった。
米政府が発表した新しい中国向け半導体輸出規制の強化策で中国企業140社が追加され、韓国や台湾などにAI向けメモリーや半導体製造装置の中国向け輸出が禁止されたが、日本やオランダなどは規制の対象外になったことから過度な警戒感が後退し、ディスコ(6146)や東京エレクトロン(8035)を筆頭に半導体主力が指数を押し上げた。ただ、週末には半導体大手の一角に加えて古河電気工業(5802)など指数の上昇に貢献した銘柄の一角にネガティブなアナリストレポートが出たことが利益確定売りの理由付けになったようだ。
米11月雇用統計は市場予想をやや超過
注目された米国の11月雇用統計は市場予想をやや上回ったものの、次回のFOMCでの利下げを見送るほどの内容ではないとの見方からダウは続落ながら、ナスダック指数は反発し4日に付けた最高値を更新した。ハイテク比率の高いナスダック指数の高値を受けてナイトセッションでの225先物は3万9350円で引けており、週明け9日は反発でのスタートとなりそうだ。
米11月CPIと法人企業景気予測調査に注目
今週は11日に米11月消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。前月並みの落ち着いた内容が市場のコンセンサスとなっていることから想定通りなら今月のFOMCでの利下げ期待が高まりそうだ。国内では11日に発表される法人企業景気予測調査でポジティブな内容なら新年前半の企業業績への期待から好業績銘柄の買い支援にもなる。
メジャーSQ直前で予想外の値幅も
週末にはメジャーSQを控えるが日米のこれら経済指標が好感されて指数が上昇し仮に日経平均が4万円を超えるようならコールの買い戻して予想外の値幅を出す可能性はゼロではない。SQ明け後は17日から米FOMC、18日からは日銀金融政策決定会合が控えていることから、週末へ向けてはリスク回避からある程度上値が重くなると見ている。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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