IHIが値下がり率トップ、今3月期下方修正で最終赤字転落

企業|企業速報 証券市場新聞

IHI(7013)が大幅続落、前日比43円安の204円まで売り込まれ、午前10時現在、東証1部値下がりトップで、3日ぶりに昨年来安値を更新した。2日取引終了後、2016年3月期の連結業績予想を下方修正、最終赤字転落を予想するとともに期末は意図を無配としたことを嫌気した売りがかさんだ。
売上高を従来予想の1兆5800億円から1兆5500億円(前期比6.5%増)、営業利益500億円を250億円(同60.5%減)へ引き下げ、最終損益を180億円の黒字から300億円の赤字(前期90億8200万円の黒字)へ修正。
海外向けガスプロセス案件の受注期ずれや一部工事の進捗の遅れなどで、売り上げが計画を下回り、F‐LNG・海洋構造物事業の採算悪化や、トルコ・イズミット湾横断橋建設工事の足場落下事故などに伴う契約納期遅延費用を特別損失として計上することが損益を圧迫する。
収益悪化に伴い3円としていた期末配当を無配とし年間配当を3円(前期6円)に減配する。

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