シャープが乱高下の後急反落、大型増資発表で希薄化懸念

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シャープ(6753)が売買停止をはさんで急反落、一時38円安の136円まで売られた。この日、午前11時前に日本経済新聞電子版が台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の買収が決定したと報じたことを受け、再建策進展への期待と、希薄化の問題など先行きへの警戒感との綱引きとなり、乱高下となっていたが、午後2時前に鴻海の出資を受け入れると正式に発表、鴻海グループへの第三者割当増資を実施することから、大型増資による希薄化を懸念した売りがかさんだ。
普通株32億8195万株とC種種類株862万株を発行、発行価格は普通株が1株118円、種類株は同1万1800円で、鴻海グループの出資比率は約66%となる。また、鴻海は1000億円のデポジット(保証金)を先行して支払う。シャープは今回の増資で4889億円を調達、OLEDディスプレーの事業化に向けた技術開発や量産設備、次世代技術開発投資などに充当する。

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