東洋電機製造(6505)が急落、一時前日比63円安の320円まで売られている。5日大引け後に16年5月期の連結業績予想を売上高で従来予想の440億円から410億円(前期比3.5%増)へ、営業利益を21億円から17億円(同6.5%増)へ下方修正したことが嫌気されている。交通事業では海外向け受注で一部翌期ずれが確実になったことや新規案件の獲得増に伴う設計費が見込まれること、産業事業では企業の設備投資姿勢の変化から受注環境に弱さが見られることなどが要因で、急激なドル安円高の進行で為替差損の発生が確実なことも影響している。
証券市場新聞
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