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不安高めたアルテリアの公開価格割れ【記者の視点】
カナダのバンクーバーの裁判所が、同国で逮捕されたファーウェイの孟晩舟・最高財務責任者（ＣＦＯ）の保釈を認める決定を下したことがポジティブ視された。トランプ米大統領が同時にロイターとのインタビューで、カナダで逮捕されたことについて、「米国の安全保障と対中貿易協議の進展に資するなら、この問題に介入する」との考えを示したことで米中通商問題の進展期待が買い戻しを誘った。週末のＳＱへ向け動きもほぼ峠を越した模様で、この日は先物主導で上げた印象も強い。ただ、トランプ発言は日々内容が変化するうえ、英国のＥＵ離脱の方向性も見えていないだけに、過度に楽観は禁物か。個別ではこの日、東証１部へ上場したアルテリア・ネットワークス（４４２３）の初値が公開価格割れとなった。
