週明けは反落スタートか?【記者の視点】

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相場の基調は強い

 8月第2週の東京市場は強い動きとなり、13日に日経平均では心理的な節目である2万3000円をアッサリと突破し、6月9日の高値2万3185円85銭をも上抜き半年ぶりの高値となった。急ピッチな上昇から週末の14日には利益確定売りで上値が重くなっているものの、国内ではお盆休みから市場参会者が少ない状況でもあり、相場の基調は強いと判断できそうだ。

7月の米小売売上高が市場予想を下回った

 週末14日のニューヨーク市場はダウは小幅高ながらナスダックとS&Pは下落して引けている。押し目を拾う動きがあるもののの、7月の米小売売上高が市場予想を下回ったことを嫌気して上値の重い動きとなっており、ナイトセッションの225先物では一時2万3000円トビ台まで下落、2万3140円の引け値から週明けは反落スタートが予想される。

17日は米民主党の党大会

 第3週は米国で18日にホーム・デポとウォルマート、19日にアナログ・デバイセズやエヌビディアの決算が控えている以外は大きなイベントはない。17日は米民主党の党大会でバイデン元副大統領が大統領候補者として正式指名される。直近ではリードするバイデン氏に対してトランプ大統領が追い上げている報道があるものの、バイデン氏が副大統領候補としてカマラ・ハリス上院議員を選ぶと発表する以前の調査が多いことから、現状でメディアの事前予想を判断することが難しい。トランプ大統領は新型コロナ経済対策協議について、民主党が推進する大統領選での郵便投票促進支援策の阻止を表明しており、大統領選が経済対策の駆け引きとして利用されれば、マーケットにはネガティブ材料視される可能性もあろう。

好決算銘柄の見直し

 個別では第1四半期決算発表が一巡したことで、次なる関心はこれを受けてのアナリストによるレーティング見直しに移りそうだ。好決算での一例ではスクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)やカプコン(9697)などのゲーム関連。アナリストコンセンサス超過となっているこれら銘柄の格上げとなれば、再度高値トライも期待できよう。




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