大きく動きづらい相場【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞

 

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当面の下値抵抗ライン

先週の日経平均は前週末比約123円高と2週間ぶりに週足陽線となった。
下値を試す動きもあったが2万7415円で下げ止まった。
この水準は13週移動平均線(2万7399円処)、26週移動平均線(2万7452円処)、52週移動平均線(2万7381円処)が位置するが当面の下値抵抗ラインとして機能しそうだ。

利上げが終わりるのか?

今週は年内の最大イベントの11月米CPIの発表(13日)、米FOMC(13日~14日)がある。また、15日にはECB理事会が開かれる。
米国のインフレのピークアウト感が出てきており今回の利上げは前回より低く0.5%が見込まれているがその後のパウエル議長の発言に注目が集まろう。
市場はいつ利上げが終わりるのかを探る展開になると思われる。利上げ期間が長期になると感じ取れれば市場にはマイナスに働こう。

日経VIの低下に警戒

日経平均は2万8500円に近づく売られ2万7500円を割り込むと買われる状況になっている。
売りを仕掛けるにも買い上がるにも材料不足といったところであろう。
そのため日経VIの低下し18ポント前後で推移している。
過去のパターンは18ポントを割り込むと反転し上昇する傾向にある。上昇するということは相場が売られるということだ。
相場が膠着状態になってくれば買いではなく売りで大きく動くケースが多い。

突っ込み買いの吹き値売り

相場の関心が金利から業績に移った時、米国の実体経済の悪化に反応しやすくなるのかもしれない。
年明けはそういった相場になるかもしれないと構えることも必要なのかもしれない。
今週はイベントを控え前半様子見で後半に動く展開となろう。
レンジは2万7300円~2万8300円を想定。「突っ込み買いの吹き値売り」で対応したい。

 

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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