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週間安値で目先の底入る
前週の東京市場は反発しました。日経平均は週間で123円上昇しています。前半は利上げ長期化観測から米国株が下げても底堅く推移していましたが、米国でリセッション懸念が強まり、長期金利低下と株安が同時に進んだことを警戒して、8日は2万7500円割り込む場面がありました。ただ、米新規失業保険申請件数増加で利上げペース減速観測が強まり、米国株上昇した流れを引き継いで週末9日は326円高と急反発、週間安値の2万7415円で目先の底が入ったかたちになりました。
IPO好調なら資金還流
ただ、週明けは米11月消費者物価指数(CPI)、FOMC、さらにECB理事会も控えるなど、市場に大きな影響を及ぼす重要スケジュールが目白押しです。値の荒い展開も予想されますが、一方で年末のIPOが好調なら既上場銘柄への資金還流が考えられ、引き続きエニーカラ―の値動きを確認しながら、スピード調整一巡から出直ってくる中小型グロースを狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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