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歴代4位の上昇
先週の日経平均は前週末比約1440円高と10週連続高、10週連続陽線となった。これは歴代4位の上昇になる。
息の長い上昇相場
海外投資家は11週連続買い越し、この期間現物株で5兆5342億円、先物と合わせると7兆3900億円買い越した。この間の上昇幅は約6000円強、買い手も短期筋のヘッジファンドから年金などの中長期筋に主体が変わってきており息の長い上昇相場となっている。
今後も確りした展開
先週は米FOMCや日銀金融政策決定会合など注目されたイベントがあったが市場の想定範囲内ということで日中の振れ幅は大きかったが相場のトレンドは変わらなかった。
過去の例からみると10週連続高になった時はその後2~3週間上昇するパターンが多いことから今後も確りした展開は期待できよう。
チャートの節目ではふるい落としも
だが、チャートの節目ではふるい落としも入りそうだ。
先週も200日移動平均線(2万8048円処)の20%上方乖離に近づくと一旦売りがでた。
次は25日移動平均線(3万1528円処)の8%乖離(3万4050円処)が意識されよう。
しこりの無い真空地帯
また、相場はボリンジャーバンドの+2σ(3万3734円処)を意識した展開が続いており過度の達成感は出ていないが急騰し+3σ(3万4837円処)に近づくと一気に達成感が漂うため注意は必要である。
現在騰落レシオは110%、RSIは74%、過度の過熱感は出ていない。33年ぶりの高値ゾーンということはしこりの無い真空地帯である。少しの買いで上昇しやすくなっている。
押し目は買いで対応
ボリンジャーバンドの+2σを大きく上回ってくれば売りで、押し目は買いで対応したい。
今週のレンジは3万3100円~3万4300円を想定する。
(ハチロク)
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